タカラスタンダードのキッチンで迷ってるんだけど…
タカラスタンダードのキッチンの特徴が知りたい!
という方の参考になると嬉しいです。
家づくりのなかでもキッチン選びはとても重要です。
タカラスタンダードのシステムキッチンは多くのハウスメーカー・工務店でも採用されており気になる方も多いはず。
今回は、タカラスダンダードのシステムキッチンを徹底的に紹介していきます。
ウチもタカラスタンダードのキッチン「グランディア」を採用しました!
個人的なタカラスタンダードのイメージは「質実剛健」。
他のキッチンメーカーと比較すると、シンプルなデザイン&耐久性(メンテナンス性)の高さが特徴です。
タカラスタンダードってどんなメーカー?
タカラスタンダードは1912年に創業された100年以上の歴史を持つキッチンメーカーです。
全国に約170か所のショールームがあり、これはキッチンメーカーで堂々の1位。
キッチンメーカー | ショールーム数 |
LIXIL | 約80か所 |
TOTO | 約80か所 |
panasonic | 約70か所 |
佐賀県内にも2つのショールームがあります。
LIXILやPanasonicのショールームは都会に多いです。
ショールームでは、実際に見る・触れる・体感することができるので、田舎ではタカラスタンダードのシェアが高いと言われています。
タカラスタンダードと言えばホーロー!
タカラスタンダードは国内初のホーローメーカーとして、当初は「日本エナメル」という名前で創業しました。
そして1967年に世界初のホーローの流し台を製品化し、日本トップのキッチンメーカーになりました。
ホーローとは
ホーローを分かりやすく説明すると、金属にガラスを密着させたもの。
金属の頑丈さとガラスの滑らかさを融合させた素材で、汚れ・熱・湿気に強いのが特徴。
タカラスタンダードのホーローは、長年培った独自の技術で金属とガラスの密着度を高めた「高品位ホーロー」。
思いっきり叩いても割れない強度、油性マジックで落書きしても簡単に落とせるほど滑らか!
youtubeなどでもタカラスタンダードの高品位ホーローの性能を確認できるので興味がある方はぜひご覧ください。
ショールームでもガンガン叩いたり落書きしたりなどの実証実験?を見せてもらえます笑
タカラスタンダードのホーローは、金属とガラスの密着に接着剤を使っていないので、シックハウス症候群の原因になるホルムアルデヒドなどの有害物質を発散することがありません。
タカラスタダードのキッチンの種類
タカラスタンダードのキッチンには、通常の商品ラインナップに加えて、ビルダー(住宅会社)向けキッチンが存在します。
ビルダー向けキッチンは、カラーやオプションを絞ることで、通常のシステムキッチンよりも値段を抑えて採用できるのが魅力。
新築でタカラスタンダードのシステムキッチンを採用する場合は、基本的にビルダー向けキッチンを採用することが多いので、ビルダー向けキッチンを紹介していきます。
ビルダー向けキッチンは、カラーや選べる仕様が制限されていますが、オプションで自由に変更することができます。
当然ですが、オプション料金はかかるので必要な部分だけ採用しましょう!
ビルダー向け商品って何?
多くの住宅会社では、各会社で「標準のキッチン」を設定しています。
(例)タカラスタンダードなら「グランディア」、リクシルなら「AS」がウチの標準キッチンです。という感じ。
「標準のキッチン」として採用することで、数多く仕入れることができ、一般向け商品よりも値段を抑えることができます。
機能やカラーが抑えられている部分もありますが、必要な機能はオプションで追加することもできます。
ビルダー向け商品は、個人では購入することができず、一定規模の実績がある住宅会社のみ取扱いが可能です。
タカラスタンダードのビルダー向けキッチンは2種類
タカラスタンダードのビルダー向けシステムキッチンは「グランディア」と「オフェリア」の2種類があります。
グランディア | 高価格帯 | 内部までしっかりホーロー | 「家事らくシンク」が選べる |
オフェリア | 中価格帯 | 扉など非ホーロー部分あり | カラーの自由度が高い |
グランディアとオフェリアの違いを大きくまとめると上記のとおりです。
グランディアは「内側までしっかりホーローだけど、カラーがあまり選べない」。
オフェリアは「内側は木製の部分があるけどカラーの自由度が高い」。
住宅会社の「標準のキッチン」がどっちなのかしっかり確認しておきましょう。
標準のキッチンがオフェリアの場合、グランディアへの変更はオプションになる場合もあります。
グランディア・オフェリアの共通点【重要】
タカラスタンダードのビルダー向けキッチン「グランディア」と「オフェリア」には下記の共通点があります。
グランディアとオフェリアの共通点
- ワークトップ(天板)をクオーツストーンに変更可能!(住宅会社による)
- シンクはステンレス製からアクリル人造大理石に変更可能!
- 食洗器は三菱orリンナイ
- 食洗器の位置は住宅会社によって異なるので注意!
- レイアウト(ペニンシュラやアイランド)は自由!
ワークトップ(天板)をクオーツストーンに変更可能!(住宅会社による)
ほとんどの工務店では、「グランディア」「オフェリア」ともに、天板は「アクリル人造大理石」が標準仕様となっています。
アクリル人造大理石も傷や汚れに強い素材ですが、タカラスタンダードにはワンランク上の「クォーツストーン天板」があります。
クォーツストーンは、傷・熱・汚れに強いのは当然のこと、なんと言っても高級感が別格。
余裕があればクォーツストーンにしたかった…涙
人造大理石からクオーツストーンへの変更はオプションになることが多いと思いますが、目安として20~30万円前後のオプション料が発生する可能性が高いです。
シンクはステンレス製からアクリル人造大理石に変更可能!
多くの工務店では、シンクの標準仕様は「ステンレス製」になっています。
ですが、タカラスタンダードのキッチンは「人造大理石シンク」に変更することができます。
人造大理石シンクに変更することで、(ワークトップも人造大理石なら)ワークトップとシンクのつなぎ目がなくなり、汚れがたまりにくくなります。
ステンレス製のシンクも悪くはないのですが、「ギラギラした見た目がちょっと…」という方もいるのではないかと思います。
ステンレスの質感を活かしたインダストリアル系のキッチンにするのもありです。
私自身は、デザイン的にも人造大理石の方が好みではありますが、1つだけ注意点があります。
人造大理石は、ステンレスと比較すると熱に弱くなってしまいます。
熱いままのフライパンなどを直接置いてしまうと、変色してしまう可能性があるのでご注意を。
「シンクを人造大理石に変更」はウチも採用しました!
鍋敷きなどを使って、変色させないよう気を付けましょう!
食洗器は三菱orリンナイ(浅型・深型も選べます)
タカラスタンダードのキッチンで、メーカーとして採用しているのはリンナイ製または三菱製の食器洗浄乾燥機です。
「海外製の食洗機を入れたい!」という方は住宅会社に相談してみてください。
ウチは海外製の食洗機に興味がなかったので、三菱製の食洗機(深型)にしました。
リンナイ製、三菱製のどちらにするかという問題は、どちらでも良いかと思います。
が、浅型か深型かについては、深型を選んでおきましょう。
深型が標準仕様になっている住宅会社は多くはないと思うので、オプション料金が発生してしまう場合がほとんどだと思いますが、1~2万円前後のオプション料金なので大きくはありません。
完成してから「深型にすればよかった…」とならないように…。
(関連記事)三菱の深型食洗機「EW-45RD1SU」を徹底レビュー!
食洗器の位置は住宅会社によって異なるので注意!
食洗機の位置は住宅会社によって異なる場合があります。
もちろん物理的には変更することは可能ですが、「ビルダー向けキッチン」なので位置の変更ができない場合もあります。
気になる方は早めに住宅会社に確認しておきましょう。
レイアウト(ペニンシュラやアイランド)は自由!
「グランディア」「オフェリア」のどちらの場合でも、キッチンのレイアウトは自由に設定ができます(間取りやLDKの広さによります。)
アイランドキッチンの場合は、別途費用が発生する場合があります。
キッチンだけでなく、カップボードの位置や大きさも含めて検討する必要があるので、ぜひお近くのタカラスタンダードのショールームに行って実物を見てみましょう。
タカラスタンダード「グランディア」の特徴
タカラスタンダードのビルダー向けキッチンの高価格帯キッチン「グランディア」。
ウチの工務店では「グランディア」が標準仕様となっています(タカラスタンダードの場合)
グランディアのポイントは次の3点です。
「グランディア」3つのポイント
- 扉もキャビネット内部もホーロー製でお手入れ簡単&頑丈!
- 家事らくシンクも選べる!(グランディアのみ)
- キャビネット外側もホーローなので磁石がくっつく!
扉もキャビネット内部もホーロー製でお手入れ簡単&頑丈!
グランディアは、タカラスタンダードの代名詞「ホーロー」をキャビネット内部にも使用した頑丈なキッチン。
例えば、調味料がキャビネットの中で少しこぼれてしまった場合、ホーロー製ならサッとふき取るだけでOKです。
ホーローは汚れだけでなく、匂いうつりもほとんどしないので安心です。
家事らくシンクも選べる!(グランディアのみ)
グランディアは、「家事らくシンク」を選ぶことができます。(オフェリアでは選べません)
家事らくシンクは、シンクのスペースを活用し、洗う・切るなどの調理を行うことができます。
シンクのスペースを有効活用できるので、ワークトップを広々と使うことができます。
料理が好きな方や、2人以上で調理をする方におすすめです!
また、ワークトップ、シンク、排水溝の継ぎ目がないので汚れがたまりにくいのも嬉しいポイント!
キャビネット外側もホーローなので磁石がくっつく!
グランディアはキャビネットの外側もホーロー製なので、マグネットがくっつきます。
また、油性ペンで書いてもサッと消せるのでメッセージボード代わりに使用することもできます。
子どもが学校からもらってきたプリントや気になるチラシなどを貼っておくことができて便利!
タカラスタンダード「オフェリア」の特徴
タカラスタンダードのビルダー向けキッチンの中価格帯キッチン「オフェリア」。
オフェリアのポイントは、カラーバリエーションが豊富なこと。
グランディアの扉カラーは14種類から選べますが、オフェリアは45種類!
デザインにこだわりたい方はオフェリアを選ぶ方も多いです。
オフェリアの扉はホーローではなく、木製。
木製の扉にメラミン化粧板をプレスしています。
ホーローほどではありませんが、汚れや傷につよい素材です。
注意点としてオフェリアの扉は木製なので、グランディアと異なりマグネットはくっつきません。
頑丈さやメンテナンス性に優れた「グランディア」とカラーバリエーションの豊富な「オフェリア」。
ぜひショールームで直接見て、触って体感してみてください。
ウチのキッチンはグランディアを採用しました。
ちなみに、ウチのキッチンはタカラスタンダードのグランディアを採用しました。
トップボード(天板)は、アクリル人造大理石。フルフラットの仕様にしています。
シンクも人造大理石なので、天板とのつなぎ目がなく掃除がしやすいです。
フルフラットは天板が広いので、料理もしやすいです。
そして、アイランド風のペニンシュラキッチンにして、調理動線もバッチリ。
まとめ:タカラスタンダードのビルダー向けキッチンは2種類
タカラスタンダードのビルダー向けキッチンは2種類あります。
それぞれの特徴をまとめると次のようになります。
グランディア | 高価格帯 | 内部までしっかりホーロー | 「家事らくシンク」が選べる |
オフェリア | 中価格帯 | 扉など非ホーロー部分あり | カラーの自由度が高い |
タカラスタンダードの代名詞でもある「ホーロー」の耐久性、安心感が欲しいなら「グランディア」で決まりです。
また、「家事ラクシンク」が必要な場合もグランディア一択になります。
逆に、「そこそこの耐久性で良い。デザインも重視したい。」という方はオフェリアもあり。
ショールームでオフェリアに一目ぼれする方も多いです。
水栓やレンジフード(換気扇)など、キッチン本体以外にも見るべき点も多いので、ぜひショールームに足を運んでみてください。
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