勝手口って要らないよね?
勝手口をなくすと建築費用を抑えられるって聞いたんだけど…
使いやすい勝手口にしたい!
というあなたの参考になると嬉しいです。
現在建設中の我が家では勝手口を採用しています。
ちなみにウチの工務店では、勝手口の採用率は8割です(注文住宅の場合)
田舎なので、勝手口の採用率は高い傾向にあります。
近年では勝手口を採用しない方が増えていますが、ウチは考えた結果、勝手口を採用しています。
今回は、勝手口のメリットやデメリットを解説しながら、ウチが勝手口を採用した3つの理由を紹介していきます。
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勝手口って何?
勝手口は玄関とは別の出入り口で、主にキッチン周辺に設置されることが多いです。
従来は「生ごみなどを一時的に外に保管する」ために使われることが多かった勝手口ですが、最近では様々な使い方をされています。
勝手口の3つのメリット
勝手口の3つのメリット
- 家の中にゴミを置いておかなくていい
- キッチンから屋外にすぐ出られる
- 換気や採光を確保できる
家の中にゴミを置いておかなくていい
勝手口があれば、キッチンで出た生ごみなどを、ゴミ出しの日まで外に置いて置けます。
料理をするとどうしても生ごみが出てしまいますが、特に夏場などは匂いが気になってしまう方も多いはず。
生ごみ以外でも、晩酌をする方であれば缶やビンなどのかさばりやすいゴミを外に保管できるので、キッチン周りをスッキリと片付けておくことができます。
また、ゴミ出しの際も、勝手口周辺に置いているゴミをゴミ出し場まで持って行くだけでいいので衛生的です。
パンパンのゴミ袋を持ってリビングや廊下、玄関を通って外にでるのがイヤという方もいるかもしれません。
ゴミ袋の底に穴が開いていたら…ちょっと家の中が悲惨な状況になりそうです泣
ペットボトルや缶、瓶などのゴミが良く出る方にとっては、屋内でゴミを保管するスペースを減らせるので、居住スペースやパントリーなどの収納スペースにすることができます。
室内にゴミを保管する大きなスペースがあるのはちょっともったいない気がするので、上記のようなゴミがよく出る方にとっては勝手口(と、屋外のゴミ置き場)はとても便利です。
キッチンから屋外にすぐ出られる
勝手口があると、キッチンから屋外にすぐに出られます。
例えば、洗濯物を外に干したい場合や、庭の芝や植物に水をやる場合に便利です。
他にもペットを屋外で飼育している方や、バーベキューが好きな方には勝手口があると便利!
換気や採光を確保できる
キッチンの近くに勝手口があれば、太陽光や自然の風を取り込むことができます。
もちろんキッチンには換気扇がありますが、焼き魚などを調理する際など空気をガンガン入れ替えたい際などに活用できます。
休日に、太陽光の入るキッチンでゆっくりとフレンチトーストでも作りたいものです。
勝手口の3つのデメリット
勝手口を採用しない方も増えていますが、あらためて勝手口のデメリットを解説していきます。
「よく考えないで勝手口を採用しちゃった…。」ということがないように気を付けましょう!
勝手口の3つのデメリット
- 防犯性が低くなる
- 費用が高くなる
- キッチンが外気の影響を受けやすくなる
防犯性が低くなる
勝手口を設置するということは、「家の出入り口が1つ増える」ということになります。
警察庁が発表している「令和2年の刑法犯に関する統計資料」によると、空き巣の侵入先として一番多いのが「鍵の閉め忘れの無締り」続いて「ガラス破り」となっています。
出入口が増えると言うことは「無施錠になってしまう場所が増える」ことにもつながります。
さらに、勝手口は家の裏側などにあることが多いため敷地の外から見えづらく、泥棒にとっては侵入しやすい場所でもあります。
勝手口はキッチンにいる間に出たり入ったりする機会が多く、つい無施錠になってしまいがちです。
時間経過でオートロックする鍵を使用するなどして、無施錠になることを防ぐことが重要です。
費用が高くなる
勝手口を採用する場合と、勝手口を採用せず外壁にする場合だと、建築費用に10~20万円ほどの差が発生します。
えっ?勝手口ってそんなに高いの?扉つけるだけじゃない?
勝手口を採用する場合、扉だけではなく階段や庇(雨よけ)が必要となる場合がほとんどです。
勝手口を活用できる方にとっては必要経費と考えられる金額ではありますが、「勝手口採用したけど使わなかった…。」という場合は、もったいないお金の使い方になってしまいます。
住宅会社によっては、標準の仕様で勝手口がついている場合もあるので、仕様をしっかり確認して「勝手口を外せるかどうか」確認してみてください。
勝手口を外せる場合は、建築費用が安くなるかもしれません!
キッチンが外気の影響を受けやすくなる
勝手口を採用すると、どうしてもキッチンが外気の影響を受けやすくなってしまいます。
特に冬場は外の冷気が伝わってしまうのでキッチンが寒くなってしまう可能性もあります。
家の断熱性能を考えると外への出入り口や窓は少ない方がいいです。
でも太陽光が入る明るいキッチンにしたいんだよね~
そんな方には、FIX窓(開かない窓)をおススメします。
FIX窓は、気密性が高く外気の影響を受けにくい窓になっています。
(関連記事)FIX窓って何?
ウチが勝手口を採用した2つの理由
近年、採用する方が少なくなっている勝手口ですが、ウチは考えた結果キッチンのそばに採用しました。
ウチが勝手口を採用した2つの理由
- ペットボトルのゴミが結構出る
- 庭でバーベキューをする予定
あくまでウチの場合のお話です!自分の生活スタイルを考えて、勝手口を採用するかどうか検討してください。
ペットボトルのゴミが結構出る
ウチはペットボトルのミネラルウォーターをよく飲みます(主にアユミンが)。
特に夏場などは2Lのペットボトルが1日で1本なくなるペース。
そして、ある程度ペットボトルのゴミが貯まったら、近所のショッピングセンター(ゆ〇タウン)のペットボトル回収BOXに捨てに行っています。
ペットボトルを捨てるために毎週ゆ〇タウンに行くのもなんだかなぁ…
というところで、2週間に1度捨てに行っているんですが、結構な量のペットボトルになっています。
このペットボトルのゴミを家のなかで保管するのはちょっと無駄なスペースになってしまうので、一時的に屋外で保管するため勝手口を採用することにしました。
2人ともお酒は飲まないので、缶やビンのゴミは少ないんですけどね~。
庭でバーベキューをする予定
新居にはそれなりの広さの庭があるので、春や秋など過ごしやすい季節にはバーベキューを予定しています。
勝手口があれば、キッチンで材料を切って、勝手口から子どもたちに食材を持って行ってもらう流れができて理想的。
もちろん掃き出し窓はありますが、キッチンからリビングを通って掃き出し窓で食材を渡して、またキッチンで食材の準備…はちょっと手間かな。
庭でバーベキューをする方は、勝手口があると準備や片づけが少し楽になります!
まとめ:勝手口は要る?要らない?
勝手口が要るか要らないか問題はよく取り上げられる問題です。
個人的な考えですが、勝手口は要らない人には本当に要らない出入口だと思います。
ただし説明したとおり、缶・ビン・ペットボトルなどのかさばるゴミがよく出る方は、ゴミの保管方法を考えておく必要があります。
家の中にゴミを保管するスペースがあるのはちょっともったいないと感じます。
保管方法にもよりますが、あまり衛生的でもありません。
勝手口は、要らない人には本当に要らない出入口なので、「とりあえず勝手口つけとこう。」というのはやめた方がいいです。
費用がかかることもありますが、防犯面や外気の影響を受けやすくなるなどのデメリットがあるので、安易な採用はやめた方が賢明です。
もちろん、勝手口を使う頻度が高そうなら採用するのも大いにアリです。
防犯対策などはしっかりと考えておきましょう!
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