和室が欲しいんだけど畳の色はどうしようかな…
和室が欲しいんだけど、考えておくべきこと何?
畳は好きなんだけど色あせしちゃうのがなぁ…
そんなあなたの参考になると嬉しいです。
2022年10月に完成した我が家は、リビングを和室にしました。

家族みんなでゴロゴロできるスペースになっています。
(関連記事)ブログでルームツアー!34坪ほぼ平屋!※完成後
(関連記事)ブルグでルームツアー!※契約時の3Dパース
近年、和室や畳スペースを採用する方も増えています。
小さい子どものお昼寝スペースや洗濯物を畳む場所として、畳スペースは重宝します。



ウチの工務店でも約8割の方が畳スペースを採用されています。
今回は、和室(畳スペース)のメインとなる「畳」の種類や特徴などを解説していきます。
畳の種類:素材


畳の種類のなかで特に違いが出るのが、畳表の部分の素材の違いです。
畳スペースは寝転がることも多く、肌に直接触れる機会が多くなるので、肌触りなども重要なポイントになります。
い草畳
畳と言えば「い草」というイメージを持つ方も多いと思います。
天然素材のい草を使った畳は、い草独特の香りが大きな魅力。
さらに、天然素材だからこそのクッション性や湿度を調整できるのもメリットです。
デメリットとして、い草は直射日光を浴びると日焼け、変色してしまうことが挙げられます。
また、2~3年でい草がささくれてしまい、チクチクしてしまったり、切れたささくれが服にくっついたりしてしまいます。
天然素材なので、汚れに弱い部分もあります。
特に飲み物や水分を含んだ食べ物をこぼしたりすると、シミになってしまうこともあります。



小さい子どもがいると、い草畳はちょっと考えものかもしれません。
和紙畳


和紙畳は、い草畳のデメリットを解消するために開発されました。
和紙畳は和紙をこより状にして、樹脂でコーティングしています。
そのため、汚れや水濡れに強く、耐久性やメンテナンス性が向上しています。
和紙畳は変色しにくく、紫外線による劣化が起きにくいです。
樹脂でコーティングされているので、水がしみ込みにくいため、子どもがお茶などをこぼしてしまってもサッとふけば大丈夫。
和紙畳のデメリットとしては、い草畳と比較して高価であることです。
また、い草畳のような香りはないので、「い草の香りが欲しい!」という方はお気を付けください。
樹脂畳


樹脂畳も和紙畳同様に、い草畳のデメリットを解消するために開発されました。
ポリプロピレンなどの樹脂でつくられており、ビニール畳と呼ばれることもあります。
樹脂でできているため、水や汚れに強いのが大きなメリット。
水拭きもでき、ひどい汚れの場合は薄めた中性洗剤を使って掃除することもできます。
手触りなどもい草畳に限りなく近く、寝そべってゴロゴロすることも可能。
い草畳とは異なり、紫外線による変色がほとんどなく、買った状態の色合いが長期間継続します。
和紙畳と同様に、い草の香りは全くしないのでその点は注意が必要です。
価格を比較


い草畳、和紙畳、樹脂畳それぞれの価格を比較していきます。
条件を統一するため、82cm×82cmの半畳サイズで比較します(税込価格)。
参考にしたのは、広島県の老舗畳製品メーカー「広浜株式会社」のオンラインショップです。
畳の種類 | 金額の目安(税込) |
い草畳(日本産) | 6,270円 |
い草畳(中国産) | 4,180円 |
和紙畳 | 5,610円 |
樹脂畳 | 7,700円 |



半畳サイズの金額なので、6畳分の畳が欲しい場合は12倍してください。
樹脂製の畳が一番高いですが、汚れや摩擦に強いので長期間使うことができます。
和紙畳や樹脂畳の寿命は約20~40年と言われています。
い草畳の寿命は約10~20年なので、2倍程度の耐用年数があります。



長い目で見ると、和紙畳や樹脂畳の方がコストを抑えられると思います。
我が家で採用したのは樹脂畳「MIGUSA」
我が家で採用したのは、積水の樹脂畳「MIGUSA」です。
「樹脂畳と言えばMIGUSA」と言っても過言ではないくらい王道の樹脂畳です。
耐久性の高さや、経年劣化のしにくい点などにより、個人の住宅だけなくホテルや旅館でも採用されています。
実家やアパート暮らしのときは、い草畳の和室でした。
子どもが小さいとお茶をこぼしたり、おもちゃなどで畳をガリガリひっかいたりして摩耗が激しかった…。
そのため、我が家では新居を建てるにあたり、耐久性が高くメンテナンスが簡単な樹脂畳を採用しました。



近くに住む妹夫婦も2人の子供を連れて遊びに来るだろうし…
2歳の長男はまだまだお昼寝が必要ですが、暑い日は布団からはみ出して畳の上で寝ています。
まだまだ子どもが小さいので、汚してしまったりボロボロにしてしまったりするかもしれません。
MIGUSAのような置き畳なら自分で交換でき、工賃なども必要ないので多少の安心感があります。
実際の使用感としては、やっぱり「い草の香りは全くしない」ので残念と言えば残念です。
ですが、ゴロゴロと寝転んでみると気持ちいいのはい草畳同様で、家族4人でゴロゴロしています。
い草畳ほどの柔らかさはありませんが、個人的には十分快適です。



昼寝もできますし、油断したら畳リビングで寝落ちしてしまうこともあります。
コメント