カップボードってどれくらいの幅にすればいいの?
カップボードとパントリーで迷ってるんだけど…
カップボードって市販品でもいいのかな?
と悩んでいる方の参考になると嬉しいです。
待望の我が家が2022年10月に完成しましたが、工事が進行している間も「パントリーの幅ってあれでよかったんだろうか…。」そんな不安を抱えていました。
入居後に食器や調理家電を配置してみて、カップボードについて気付いたことがたくさんあります。
カップボードを選ぶときの注意点として
- 幅は180cm以上ほしい
- ごみ箱、セカンド冷凍庫の位置を確認
- コンセントの数を確認
- 高さがある収納は使いづらい
- パントリーの有無も重要
以上の5点を確認してサイズや仕様を決定してください。
カップボードはキッチンの中でも地味な部分になりますが、料理の動線や手間に直結する部分になるのでよく考えておきましょう。
ちなみにウチは夫婦+6歳の長女+2歳の長男の4人暮らし。
夫婦共働きで、おそらく平均的な世帯収入程度で生活しています。(なので家事の効率化、時短は必須項目)
毎日が運動会です…。
使いやすいカップボードだと料理や片づけが効率的に進みます。
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カップボードの幅は180cm以上は欲しい
ウチのカップボードは180cmです。
一般的な新築住宅でのカップボードのサイズは140~180cmと言われています。
結果的には、我が家もほぼ平均サイズのカップボードを採用しました。
賃貸に住んでいたころはカップボード…なんて呼べる代物はなく、ニトリで購入した下記のような「レンジボード」を使っていました。
調理家電もあまり配置できず、非効率極まりなかったので「新居ではカップボードをおいて、調理家電をスッキリ配置したい。」と考えていました。
新居では、以下の4つの家電をカップボードに配置しています。
- 電子レンジ
- トースター
- 炊飯器
- ケトル
おそらく多くの家庭で使用されている調理家電だと思います。
180cmのカップボードであれば、上記4つの家電は問題なく設置できます。
ですが、コーヒーメーカーやホットクックなどを新しく追加しようとするとかなりギリギリ。
追加する家電のサイズによっては、配置できない場合もあります。
調理家電を4つ以上配置したい方は、180cm以上のカップボードにすることをおすすめします。
ゴミ箱やセカンド冷凍庫の位置に注意
カップボードだけではなく、キッチン全体の計画にもなりますが「ゴミ箱やセカンド冷凍庫」の配置も考えておきましょう。
ゴミ箱置き場を考えておきましょう
家が完成したあとに「あれ?ゴミ箱を置くところがないんだけど…」ってならないようあらかじめ計画しておく必要があります。
ゴミ箱の設置場所としておすすめなのがカップボードやパントリーの下部分。
我が家もパントリー下部分をゴミ箱スペースにしています。
カップボード下をゴミ箱スペースにする場合、当然ですが通常の引き出し(食器などを入れるサイズ)は使えません。
ゴミ箱用の引き出しにするか、引き出しを設けずオープンスぺ―スにしておきましょう。
特にゴミ箱は上方向へ開口するものが多いので、幅の確認だけでなく高さの確認も必要です。
我が家では、両開きのゴミ箱を採用しています。
両開きのゴミ箱なら、上方向のスペースも最小限で済みます。
(関連記事)「ゴミ箱どこに置く問題」我が家ではパントリーに置きました。
セカンド冷凍庫使う?使わない?
共働き世帯の増加などにより、冷凍食品の消費量は年々増加しています。(財務省「日本貿易統計」より)
また、ふるさと納税を行うと、返礼品などでお肉やお魚などが大量に届くこともあり、セカンド冷凍庫を設置する人が増えています。
ウチでも採用しています。
セカンド冷凍庫は、あらかじめ設置場所を確保しておかないと、後で設置するのはなかなか難しいです。
コストコや業務スーパーに良く行く方は、カップボードにフリースペースを設けておきましょう。
フリースペースを設けておけば、セカンド冷凍庫を設置しなくてもゴミ箱スペースとして使うこともできます。
コンセントの数を確認しましょう
カップボード周辺は、前述したとおり料理家電などを複数配置することが多いです。
そのため、最低でも4台分、できれば6台分のコンセントを設置しておくことをおすすめします。
ほぼ毎日使う家電に4か所+たまに使うミキサーやハンドブレンダーなど用に2か所のイメージです。
最悪、スマホの充電スポットにもなります。
高さがある収納は使いづらい
カップボードの収納足りるかな…吊戸棚つけた方がいいかな…
という方もいるかもしれません。
個人的には高さのある収納は使いづらいです。
キッチンをメインに使うのは女性であることを考えればなおさら注意が必要です。
キッチンペーパーなどの軽いストック品を収納するのであれば大丈夫かもしれませんが、お皿など重いモノを収納するのはやめた方が無難です。
高さのある収納を設けず、壁を広々と見えるようにすることで、キッチンに開放感がでることもメリット。
キッチンに限らず、床や壁がたくさん見えると部屋を広く感じられます。
そういう意味でも、カップボードは高さを出すよりも、幅を広くして収納量を確保することをおすすめします。
カップボードの幅を広く取れば、家電も複数配置できます。
パントリーの有無も重要
キッチン周辺の収納と言えば、「パントリーを採用したい!」と考えている方も多いと思います。
と言っている我が家でもパントリーを採用し、大活躍してくれています。
ひとつの考え方として、パントリーは「食品庫」カップボードは「食器棚」として使うのが本来の使い方です。
パントリーの採用を検討している方もいるかもしれませんが、インスタントラーメンや缶詰などの保存食をあまり活用しない人は、パントリーを採用せずカップボードの幅を広くすることをおすすめします。
というのも、最近のカップボードの多くは引き出し式。
とにかくモノの出し入れがしやすいです。
あまりまとめ買いをしない人は、カップボードの一部に缶詰や乾麺などを保存してパントリーっぽく使うだけでも十分だったりします。
ウチはまとめ買いや保存食が多いのでパントリーが活躍してくれています。
「思考停止でパントリー」はやめたほうが良いですね。
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カップボードはメーカー品にするべきか
一般的には、キッチンに合わせて、キッチンメーカーのカップボードを採用されている方が多いです。
ウチもキッチンに合わせてタカラスタンダードのカップボードを採用しました。
キッチンメーカーのカップボードを選ぶメリットは、やはり「キッチンとの色味が合う」ので、シンプルなデザインになることです。
必ずしもキッチンとカップボードの色味を合わせる必要はありませんが、違う色味にしてしまうと違和感が出てしまう場合もあります。
デザインやセンスに自信がない方ははキッチンと合わせた方が無難です。
「めっちゃお洒落!」ではないかもしれませんが、正直外れない安心感があります。
デメリットとして、基本的にカップボードはオプションになってしまうところ(しかも結構高額)。
参考までに、ウチのカップボードは約20万円ほど。
逆に、市販品のカップボード(ニトリなどで販売)を採用する方法もあります。
デザインやサイズの選択肢が多いのはメリットですが、キッチンの雰囲気と合うかどうかを確認するのはなかなか難しいので注意しましょう。
ちなみに、ニトリでウチと同じような形状のカップボードを購入した場合は7万円前後。
市販品のカップボードは高額なものから安価なものまで色々とあるので、こだわりたい人はこだわる、節約したい人は節約できるのが大きなメリットです。
ネットで探したり、店頭に見に行ったり…手間はかかりますが。
インテリアが好きな方なら苦にならずカップボードも探しを楽しめると思います。
個人的には、キッチンメーカーのカップボードを採用してよかったと思っていますが、市販品のなかからお気に入りの一品を探すのもアリだと思います。
【新築】カップボードの選び方と5つの注意点
カップボードはシステムキッチンなどと比較するとどうしても軽視してしまいがちな部分です。
ですが、快適なキッチンにするためにはカップボードのサイズや仕様の確認は必須。
特に、「使いたい家電を並べて配置できるか」はしっかり確認しておかないと、『レンジが入りきらないんだけど…』ということにもなりかねません。
また、キッチン周辺に置くことが多いゴミ箱の配置もあらかじめ想定しておきましょう。
カップボードの下に配置する場合も、ゴミ箱のフタが開いたときにどれくらいの高さが必要になるかまで考える必要があります。
どうしてもキッチンメーカーのカップボードは高額になってしまうので、ニトリなどで置き家具としてのカップボードを選ぶのもアリです。
ただし、キッチン本体との色味を考えて購入しないと、キッチン全体がチグハグな印象になってしまうかもしれません。
サイズ、デザイン、収納力などを考えてカップボードを選びましょう。
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