新居には収納スペースがいっぱいほしい!
新築の間取りなんだけど、収納スペースが充実していないと不安…。
と考えている方の参考になると嬉しいです。
建売や完成見学会などのキャッチコピーで「収納の多い家!」「たっぷりの収納スペース!」などなど、広い収納スペースをウリにした間取りの広告をよく目にします。
人が快適に住むためには収納スペースが必要です。
でも、収納スペースのために人が過ごすスペースが狭くなってたら意味ないんじゃない?
という、「収納は少ない方がいい!」というマルの意見が反映され、現在試行中の我が家の間取りは比較的収納が少なめ。
でもメリハリをつけた必要最低限の収納になっていると思います!
(関連記事)進行中のマイホームの間取りをブログで公開!ほぼ平屋です。
今回は、「整理収納アドバイザー」の資格を持つアユミンの監修のもと、「収納は少ない方がいい!」と考える理由などを紹介していきます。
個人的な趣向も含まれているので、あくまで参考程度にご覧ください。
収納スペースが広いと他のスペースが狭くなる
「延べ床面積を変えない」という前提にたつと、「収納スペースが広い=ほかのスペースが狭くなる」ことは間違いありません。
他のスペース…とザックリ言っていますが、結局のところ寝室やリビングなど人が過ごすためのスペースが狭くなってしまうことがほとんど。
モノを保管しておくスペースのために、人が過ごすスペースが狭くなるのはちょっとなぁ…。
もちろん服やタオル、子どもの教科書やパントリーなど最低限の収納がないと生活に支障があることは間違いありません。
ですが、「収納スペースを広くするということは、モノを保管するためのスペースにお金を払い続ける」ことに他なりません。
そう考えると「モノを減らして収納スペースを抑えたい!」という気持ちになりますよね。
収納がある分だけモノが増える
結局のところ、どれだけ収納スペースを充実させたとしても、収納スペースに空きがある分(またはそれ以上)にモノは増え続けていきます。
収納スペースに収まりきらなくなった段階で「要らないものを捨てないと!」という考えになるかと思います。
結局、広い収納スペースは「要らないものを捨てる」というタイミングを先延ばしするだけです。
片付いた家にするためには「要らなくなった時点で捨てる」ことが重要です。
「使わなくなったものはとりあえず収納しておこう」は大きな間違いです。(やりがち)
また、収納スペースを抑えることで、「ほしいけど置く場所もないしなぁ…。」と、ムダなものを買うことが減るので節約にもつながります。
モノを管理できなくなる
広い収納があるとたくさんのモノが入ってしまうので、何がどこにあるのか分からなくなってしまいがち。
あれ?このへんに入れておいたはずなんだけど…。(ありがち)
あ、これ探してたんだよ!こんなところにあったんだ!(ありがち)
そして、上記のような「どこに置いたか分からなくなったもの」「存在を忘れかけているもの」は、ズバリ「要らないもの」です。
収納が広いと、モノが多すぎてもはや管理ができなくなってしまいます。
特に服など数が多いものは、ほとんど着ない服があってもたくさんの服と一緒に収納されているので「ほとんど着ていない」ことすら気づけません。
他にも、読まない本や遊ばないおもちゃなど、「ただただそこにあるだけのモノ」があふれてしまうことになります。
限られた収納スペースであれば、お気に入りの服やお気に入りのおもちゃしか置くスペースしかないので、「ただただそこにあるだけのモノ」にお金(場所代)を払い続けることがなくなります。
逆に言うと、「モノを管理しやすい収納」にすると家のなかは片付きます。
ファミリークローゼットは家族みんなの服を置くスペースなので、「あれ?なんか服増えてない?」とお互いにチェックしあうことができます。
シューズクロークも同様ですね。
新居にはどうしても持って行きたいものだけを持って行く
上記のことを踏まえて、新居に引っ越す際はどうしても持って行きたいものだけを持って行きましょう。
いわゆる「断捨離」ですが、引っ越しは断捨離のチャンスです。
新居への引っ越しを機会に、服や本、おもちゃなどを厳選して「選抜メンバーのみ」で新生活を満喫しましょう。
「とりあえず持って行こうかな…」はナシでお願いします!
持って行くモノを減らすことで、引っ越し費用を抑えることにもつながります。
さらに、新居に引っ越したあとで片付けるための時間も減らすことができます。
引っ越し前の断捨離は良いことづくめです!
収納スペースの目安
散々、「収納スペースは少ない方がいい」理由を紹介してきましたが、
じゃあ最適な収納スペースってどれくらいなの?
と思った方もいるかもしれません。
一般的に、床面積の中にしめる収納スペースの最適な割合は12~15%と言われています(一戸建ての場合)
ウチの場合は延べ床面積32坪(62畳)のうち、約7畳(11%)が収納スペースです。
シューズクローク | 0.5畳 |
ファミリークローゼット | 4.0畳 |
カップボード | 1.0畳 |
パントリー | 0.25畳 |
寝室クローゼット | 1.0畳 |
洗面台横収納 | 0.25畳 |
上記プラス、延べ床面積に含まれない屋根裏収納(約1畳)があります。
冷静になって考えてみると、新築の家の10%以上がモノのためのスペースというのも「なんだかなぁ」と思ってしまいます。
もちろん、快適な生活のために必要な収納があるのは間違いありませんが、「広い収納スペースがあること」がメリットとは言い切れません。
大事なのは収納スペースの広さじゃなくて場所
使いやすい収納にするためには、収納の広さではなく、設置する場所が重要です。
原則として、「モノを使う場所に、それを収納する場所を確保すること」で使いやすい収納になります。
例えば、
- 洗面台や脱衣室にタオルや肌着を収納するスペース
- リビングに子どものおもちゃを収納するスペース
- 玄関周辺にシューズクローク
- 帰宅後すぐに着替えるなら玄関周辺にクローゼット
- キッチンのそばにパントリー
などなど。
帰宅後すぐに着替えるのに、2階にしかクローゼットがないとメチャクチャ使いにくいです!
脱衣室に肌着の収納スペースがないと、お風呂をあがったときに「あ!肌着持ってくるの忘れた!」となります…苦笑
新築の収納についてのSNSでのクチコミ
まとめ:「収納なんかいらない」って言いたい
正直なところ、「収納なんかいらない」って言いたいです苦笑
マルは、ミニマリストに憧れるズボリストです…
ですが実際のところ、カメラやレンズ、漫画本などがあふれており、新居への引っ越しまでにどうにか処分したいと考えているところ…。
たくさんのモノがあっても、生活の満足度は向上しません。
それよりも、自分が大好きなものに厳選し、ちゃんと管理して生活した方が時間や空間にゆとりが持てます。
収納計画は、快適な暮らしのためにとても重要なので、安易に「広ければいいでしょ!」と考えずにしっかりと考えておきましょう。
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