新築のカーテン何にしようかな…
ロールスクリーンって使い勝手どうなんだろう…
ロールスクリーンとカーテンの違いが知りたい。
そんなあなたの参考になると嬉しいです。
2022年10月に完成した我が家。
我が家のLDKの窓にはカーテンではなくロールスクリーンを採用しました。
LDKの窓4か所すべてがロールスクリーンです。
個人的には、LDKの窓にロールスクリーンを採用して大正解でした。
多くのハウスメーカーや工務店では、カーテンやロールスクリーンは建築費用に含まれていないことが多く、打ち合わせの終盤に検討することが多いです。
我が家では早い段階から「LDKにはカーテンは採用せずロールスクリーンにする」ことを決めていました。
今回は、カーテンではなくロールスクリーンを採用してわかった3つのメリットやデメリット、カーテンとロールスクリーンの比較を紹介します。
ロールスクリーンの特徴
ロールスクリーンの特徴を3つにまとめてみました。
- 1枚の生地を上下に開閉する
- スクリーンの上げ下げ(開閉)はチェーンなどを使って行う
- 生地の高さは好きな位置に調整可能
ロールスクリーンは1枚の生地をロール状にして設置し、生地を広げたいときには下方向へ生地を伸ばし、生地を収納したいときは上方向へ生地を巻き取る商品です。
カーテンと同様に窓周りに採用されることが多いですが、生地を収納したときの状態がカーテンとは大きく異なります。
生地を上げ下げする方法は、生地に取り付けられたヒモを引っ張る「プルコード式」やチェーンを引っ張ることで生地が上下する「チェーン式」などがあります。
生地の高さは好きな位置で固定でき、簡単に調整することができます。
ロールスクリーンは飲食店などの店舗、オフィスなどで採用されることが多いのも、カーテンとは異なる特徴です。
ロールスクリーンの3つのメリット
我が家ではLDKの全ての窓に、ロールスクリーンを採用しました。
実際に使ってみてわかった3つのメリットをご紹介します。
- スッキリとしたデザイン
- 光の量を調整しやすい
- お掃除ロボットも使いやすい
スッキリとしたデザイン
ロールスクリーンはカーテンと比較してスッキリとしたデザインになっています。
ロールスクリーンは凹凸のない1枚の生地なので、広げた状態でもシルエットがスッキリ。
収納時には本体部分に巻き取られるので、収納時の存在感も少なくスタイリッシュな空間になります。
カーテンは、ヒダがあるものが多く、どうしても凹凸によりボリュームが出てしまいます。
カーテン生地の素材や厚み、色によっては圧迫感を感じてしまう場合もあります。
コンパクトなLDKならロールスクリーンをおススメします。
光の量を調整しやすい
ロールスクリーンは生地を下ろしたときの高さを任意の位置で固定することができます。
そのため「完全に上げると外からの視線が気になるけど、少し日差しを取り入れたい…。」というときに、膝上くらいの高さまで生地を下ろすこともでき、適度に日光を取り入れることができます。
カーテンの場合は、左右に開ける必要があり、外からの視線が気になることもあります。
カーテンの場合は、レースカーテンもあわせて設置することで、日光を取り入れながらプライバシーを確保することができます。
お掃除ロボットも使いやすい
ロールスクリーンは高さを調整できるので、床から10cm程度あげておけば、お掃除ロボットもスイスイ掃除ができます。
カーテンの場合、高さが調整できないので、お掃除ロボットがカーテンを巻き込んでしまったり、カーテンを障害物だと認識して、カーテンの下の部分の掃除ができずホコリがたまってしまうことがあります。
ロールスクリーンのデメリット
ロールスクリーンのメリットを紹介しましたが、当然ながらデメリットもあります。
デメリットも理解したうえで、採用を検討してください。
ロールスクリーンのデメリットは以下の3つです。
- 子どもがいたずらするかも
- カーテンと比較するとデザインや柄が少ない
- 模様替えしにくい
子どもがいたずらするかも
ロールスクリーンは、プルコードやチェーンなど、ひも状のものを使って操作します。
子どもにとっては魅力的なおもちゃに見えることは間違いありません。
ですが、コードやチェーンを乱暴に扱うとロールスクリーンの破損や故障に直結します。
我が家はチェーン式なので、使わないときは「クリップ」を使ってチェーンを短くしています。
カーテンも、子どもがかくれんぼをしたりすることはありますが、子どものいたずらでの破損はロールスクリーンの方が危険性が高いです。
小さい子どもがいる場合は、対策が必要です。
カーテンと比較するとデザインや柄が少ない
ロールスクリーンはカーテンと比較するとデザインや柄の選択肢が少なくなります。
ホームセンターやニトリなどに行くと、様々な素材・色・デザインのカーテンが販売されています。
それに対してロールスクリーンの取扱はかなり少ないです。
「カーテン専門店」などでは、様々なデザインのロールスクリーンが販売されていますが、それでもカーテンと比較すると選択肢は少なくなります。
デメリットと言えばデメリットですが、ロールスクリーンを選ぶ理由が「スッキリしたデザイン」ということであれば、スタンダードなデザインになることが多く、選択肢の少なさがデメリットとなることは少ないかと思います。
おすすめのロールスクリーン専門店
ロールスクリーンを施主支給(自分で準備)する場合は、上記のロールスクリーン専門店がおすすめです。
ダブルロールスクリーンの取扱いもあります。
模様替えしにくい
ロールスクリーンはカーテンと比較して模様替えしにくいです。
前述したとおり、店頭での取り扱いが少ないほか、同じメーカーの生地から選ぶ必要があります。
ロールスクリーンは生地交換そのものができないイメージもありますが、商品によっては生地交換ができるものもあるので、交換の方法や金額などを確認しておきましょう。
ダブルロールスクリーンがおすすめ
ロールスクリーンを検討している方で、特にリビング部分に設置を検討している場合は「ダブルロールスクリーン」がおすすめです。
ダブルロールスクリーンは、厚手生地と薄手の生地が1枚ずつ収納されたロールスクリーンです。
薄手のロールスクリーンは、生地を広げた状態でも日光を取り入れることができるので、採光を確保しながらプライバシーを守ることができます。
レースカーテンと同じ役割です。
注意点として、ダブルロールスクリーンは通常のロールスクリーン(シングル)と比較すると、金額的に1.5~2倍くらい高くなります。
すべての窓にダブルロールスクリーンを採用するのは費用対効果として良くありません。
生活する時間が長いリビングの窓はダブルロールスクリーンにしておくことをおすすめします。
ロールスクリーンが向いている窓
一般的に、窓にはカーテンが採用されることが多いですが、ロールカーテンを採用した方がいい窓があります。
高い位置にある窓
高い位置にある窓は、カーテンを採用すると開閉が大変になります。
ロールスクリーンならチェーンなどで低い位置からでも開閉の操作ができるので便利です。
採光を確保するために、高い位置に窓を付けることも多いです。
高い位置にある窓にはそもそもカーテンなどを設置しないことも多いですが、日差しの量を調整して、明るさや暑さを調整するためにロールカーテンを設置しておくことをおすすめします。
ロールスクリーンの活用
ロールスクリーンは窓の目隠しとして設置する以外にも様々な活用方法があります。
- 仕切り、目隠しとして使う
- リビング階段の仕切りに
- プロジェクターがあれば大画面で楽しめる
仕切り、目隠しとして使う
ロールスクリーンは、「使わないときはコンパクトに収納できる」という特徴を活かして、部屋の仕切りや目隠しとしても活躍します。
玄関とシューズクロークの仕切りやパントリーの目隠しとして使う方も多いです。
我が家でも、小上がり畳リビングを仕切るためにロールスクリーンを設置しています。
ロールスクリーンを下ろせば、独立した和室として使えるので、友人や親族が泊まりに来た際などに重宝しています。
カーテンでも目隠しや仕切りとしての使い方はできますが、「使わないときはコンパクトに収納」することが難しいため、可動式の仕切りとしてはロールスクリーンの方が優れています。
リビング階段の仕切りに
リビング階段を採用している人、採用を検討している人も多いと思います。
リビング階段にすると、特に冬は冷気が2階からおりてきて寒気を感じてしまうことがあります。
ロールスクリーンをリビング階段に設置することで空間を仕切ることができ、エアコンの効き具合が違ってきます。
リビング階段を検討している人は、ロールスクリーンのスクリーンを設置しておくことをおすすめします。
プロジェクターがあれば大画面で楽しめる
プロジェクターがあれば、ロールスクリーンに投影して、大画面で映像を楽しめます。
子どもが寝静まってから夫婦で映画を見るもよし、雨の日に家族で大画面でアニメを見るもよしです。
ロールスクリーンにプロジェクターの映像を映す場合は、白い生地を選んだ方が、映像がハッキリと投影されます。
まとめ:カーテンじゃなくロールスクリーンを採用して分かった3つのメリット
我が家ではLDKの窓すべてにロールスクリーンを採用しました。
基本的には、窓にはカーテンを採用する方が一般的ですが、我が家の場合はロールスクリーンを採用したことに満足しています。
万が一、また家を建てることがあっても、LDKの窓はロールスクリーンにします。
カーテンと比較して、生地を収納したときのスッキリとしたデザインは代えがたいものがあります。
また、壁紙の色と近い生地を選ぶことで空間を広く感じる効果もあります。
カーテンでも同様の効果がありますが、ロールスクリーンには生地の凹凸がないため、カーテンよりも広く感じる効果が大きいです。
カーテンと比較して生地を交換するハードルが高いので、万人におススメできるわけではありませんが、「シンプルなデザインにしたい。」「コンパクトなLDKをなるべく広く見せたい」という方には、ロールスクリーンも検討してみてください。
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