外構工事って引き渡しの時には終わってるものなの?
外構工事は後回しでも大丈夫かな…
外構工事を後回しにした人の経験談が知りたい!
そんなあなたの参考になると嬉しいです。
2022年10月に待望の我が家が完成しました。
引き渡し時点で外構が出来上がっていたのは、軒下駐車場につながる部分の砕石のみ。
人工芝や植栽はおろか、フェンスさえも設置していませんでした。
外構は、実際に生活してみて必要な部分を足していってます。
引き渡し後4カ月が経過しましたが、まだまだ完成形には至っていません。
今回は、外構工事を後回しにしてみた経験も踏まえて、外構工事を後回しにするメリット・デメリットなどをご紹介していきます。
外構工事を後回しにするメリット
実際に引き渡し後に外構工事を進めていくなかで気付いたメリットをご紹介します。
引き渡しの時期が早くなる
外構工事は、新築の工事のなかで一番最後の行程です。
当然ですが、住宅建築の足場が外れていないのに庭の整地をしたり人工芝を施工することはできません。
また、建設工事と外構工事のトラックや工事道具が同時に置いて置けるような土地も少ないはず。
そんなわけで、「外構工事は家自体が完成した後に行われる」ことはほとんど。
逆に言えば、外構工事を引き渡し後にすることで、引き渡しの時期を早くすることができます。
家自体が完成してしまえば、引っ越しして生活を始めることが可能になります。
引き渡しの時期が早くなれば、賃貸など仮住まいの家賃の支払いを抑えることができ、結果的に新築の費用の節約につながります。
外構工事に必要な期間はケースバイケースかと思いますが、フェンス・整地、人工芝、カーポートなど一般的な外構であれば2週間~3週間程度の工期が必要です。
打ち合わせや現地調査などの期間も含めると、1カ月以上の期間が必要です。
1カ月分の家賃はバカにできません。
新居に早く引っ越せるという心理的なメリットも大きいです。
実際に住んでみてから必要な外構工事を行うことができる
外構工事を引き渡し後に行う最大のメリットは「実際に住んでみてから必要な外構工事を行うことができる」点です。
これが、家本体の場合「実際に住んでからトイレの設備を決める」「実際に住んでからコンセントの位置を決める」ことは不可能です。
道路からの視線が気になる…
庭にもっと緑が欲しい…
雑草の処理がめんどくさい…
などなど、外構工事は新居での生活を始めてからでも対処が可能です。
むしろ、住んでみないと分からない部分が多いです。
特に注文住宅の場合は設備や間取りなど考える部分も多く、疲れてしまって外構計画まで考えられないことも多いです。
新生活を始めて、ゆっくりとした気持ちで外構工事の詳細を決めても遅すぎることはありません。
外構を少しずつ理想形に近づけていくのも楽しいです。
DIYで外構費用を抑えることができる
人工芝やちょっとした目隠しならDIYでも施工することができます。
DIYで施工できれば、外構業者さんに頼らずに済むのでかなりの節約になります。
整地やフェンス、コンクリートなど、素人では難しい部分もあるので、必要な部分はプロにお願いしましょう。
庭の勾配がちゃんととれていないと水たまりができてしまったりします。
土日を使って家族で植栽などを行えば、家絵の愛着がグッと深まります。
DIYは節約の側面もありますが、家族の思い出作りとしてもオススメです。
外構工事を後回しにするデメリット
実際に引き渡し後に外構工事をしていますが、当然ながらデメリットもあります。
外構費の予算が残っていない
家本体にお金を使いすぎて、「外構費の予算が残ってないんだけど…」という状態も起こるかもしれません。
あらかじめ、だいたいのイメージを持っておいて、住宅会社さんや外構業者さんに見積りをお願いしておきましょう。
フェンス、人工芝、植栽など何が必要かザックリで良いので計画を立てておくことが大事です。
マイホームハイになってしまって外構を忘れてしまわないように気を付けましょう。
生活中に外構工事が行われる
引き渡し後に外構工事を行うと、新生活を過ごしているその真横で外構工事が行われます。
外構業者さんの出入りがあったり、当然ながら工事の音も聞こえてきます。
赤ちゃんがいる場合は、お昼寝などの妨げになってしまう場合もあるので要注意。
在宅勤務の方にとっても、工事の音で仕事に集中できなくなってしまうかも。
逆に夫婦共働きの方で日中はあまり家にいない方にとっては大きなデメリットはありません。
雑草の手入れなどが必要
外構工事を後回しにした場合、庭の雑草が生え放題になってしまいます。
せっかく新築を建てたのに、雑草に侵略されるのは正直悲しい。
春や夏などは特に雑草の伸びるスピードも速いので、早めに手を打たないと「新築なのにお化け屋敷」状態になってしまうかも。
除草剤を定期的に散布することで、ある程度対応はできますが、天然芝を敷きたい場合は除草剤が悪影響を与えることもあります。
大きな庭がある場合の外構工事(雑草対策)は引き渡しから早めに行うようにしましょう。
ウチは引き渡しから3カ月くらいで防草シートと人工芝を施工しました。
土日を使って家族で草むしりをしました。
外構工事を後回しにするときの注意点
我が家では外構工事のほとんどを後回しにしましたが、注意すべきポイントが2つあるのでご紹介します。
安全面の外構は行っておく
我が家の周りには浅い水路があります。
大人にとっては別になんともない水路ですが、6歳の長女や2歳の長男にとってはなかなか危険。
引き渡し時点ではフェンスも設置していなかったので、しばらく庭で遊ぶことができませんでした。
最低限フェンスだけでも設置しておけば、ちょっとした時間にボール遊びができたなぁと反省しています。
分譲地の一番奥で、車の出入りはほとんどない(向かい側の家の人くらい)なので、車の事故は発生しにくいですが、交通量が多い道路に接している方は、しっかりとフェンスやブロックを設置しておきましょう。
駐車スペースなど最低限の外構は行っておく
我が家では最低限の外構として、道路から軒下駐車場までのスペースは砕石を敷いておきました。
砕石を敷いておくことで、雨が降ってもタイヤや靴が泥だらけにならずに済みます。
砕石を敷いておけば、最終的にそのうえからコンクリートを打つこともできます。
車や靴がなるべく泥汚れを避けられるように、最低限の外構工事は引渡し前に行っておきましょう。
靴が泥だらけになると、必然的に玄関周りも汚れてしまいます。
泥だらけの靴を洗うのも大変です。
【まとめ】引き渡し後に外構工事をして分かったメリットとデメリット
我が家では、引き渡し後に外構工事を行いました。
今もまだDIYなどで理想のイメージを追いかけている途中です。
引き渡し後に、家本体の設備や間取りを変更する・追加することはかなり難しいです。
外構工事は、引き渡し後に新生活が始まっていても、必要な工事を行うことができます。
もちろん、外構工事にも結構な予算が必要なので、あらかじめ見積などをとっておきましょう。
我が家でも200万円ほどかかる見込みです。
変形地だからというのもありますが、フェンスの面積が広いです。
人工芝など、自分たちでできる部分はDIYでやってしまうと、外構費用を抑えることができます。
自分たちで手を入れることで、家への愛着が深まり、家族の思い出になります。
安全面や駐車スペースなど、後回しにするるべきではない部分もあります。
外構の計画は、家本体の打ち合わせと同様に早めに行っておきましょう。
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