満足度の高い家にするにはどうすればいい?
予算を抑えながら、最高の家を建てたい…わがままかな…
SNSでオシャレな家がズラッと出てくるんだけど、あんな家建てれそうにない…
そんなあなたの参考になると嬉しいです。
2022年10月に待望の我が家が完成しました。
満足度120%で、毎日を快適に過ごせています。
良く言う言葉で「家は3回建てないと理想の家にならない。」という格言がありますが、ウチには全く当てはまりませんでした。
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それもこれも工務店で勤務しているアユミンの指導のおかげです。
建築士である母からの提案も大きかったです。
もちろん、家づくりに詳しい人からのアドバイスのおかげで、最高の家を建てられたのも事実です。
ですが、それと同じくらいに「良い家を建てるために3つのものを捨てた」のも大きかったです。
- 見栄を捨てる
- 固定観念を捨てる
- いらないものを捨てる
上記の3つを捨てることで、より良い家に近づくと思います。
ウチは金銭的には裕福とは言い切れない収入です。
そんな自分たちが、「限られた予算のなかで、できる限り良い家を建てる」ために重視した考え方を解説していきます。
家づくりに悩んでいる方に、少しでも参考になると嬉しいです。
見栄を捨てる
インスタグラムなどで新築・注文住宅を検索してみるとキラキラした写真が溢れんばかりに出てきます。
広くて豪華な庭や30畳を超えるようなLDKなど、背伸びをしても建てられないような新築の写真がモリモリ…。
「自分もこれくらい豪華な家が欲しい!」という気持ちになってしまうかもしれません。
もちろん予算が許すのであれば、外観やデザインにお金をかけるのもありです。
ですが、予算に余裕がない場合は、外観やデザインにお金をかけるよりも、生活が豊かになる設備などにお金をかける方が満足度は高くなります。
インスタ映えしなくても、住んでいる自分たちが満足ならOKです。
もちろん「どうしても吹き抜けのあるリビングにしたい!」というこだわりもあると思います。
自分たちがどんな家に住みたいか、どんな暮らしをしたいのか、しっかりと家族で話し合って優先順位をつけましょう。
我が家で見栄を捨てた主なポイントは以下の3点です。
- 客間を設けず、小上がりリビングで客間兼用にする
- LDKの窓のサイズは最小限にする
- 寝室や子供部屋のサイズはコンパクトにする
「なるべく予算を抑えながら、できるだけ良い家を建てたい!」という方は、見栄の要素が大きい部分を見直してみてください。
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固定観念を捨てる
今まで生活してきた家や、テレビ・雑誌などで見た家などの影響で、知らず知らずのうちに「リビングってこうだよな~。」「ベランダは必要だよね~。」といった固定観念があるかもしれません。
固定観念を捨てることで、延べ床面積に余裕ができたり、間取りの自由度が高くなることがあります。
近年、増えているのが、「ベランダを設けない家」や「勝手口を設けない家」です。
これらも、「あるのが当たり前」だった固定観念を捨てて、理想の暮らし方をイメージした結果だと思います。
ベランダを設けないことで、2階のスペースを有効活用できたり、予算を抑えることができます。
ウチが固定観念を捨てて採用した間取りや仕様は下記の6点です。
- 小上がりの畳リビングにしてソファを使わない暮らし
- 洗面台を脱衣室から独立させてホール部分に設置
- 玄関入ってすぐの場所にファミリークローゼットを設置
- カーポートを設けず、軒を伸ばして駐車スペースにする
- 収納は最小限にして、居住スペースを確保する
- テレビアンテナを設けない
当然ですが「固定観念を捨てればいい家ができる」わけではありません。
基本的には、個性的すぎる間取りや仕様よりも、標準的な間取りや仕様の方が使いやすいことが多いです。
住宅会社も、長年の経験から評判の良い間取りや仕様などを蓄積しており、それらを活かしての提案を行っています。
ですが、実際に住む人がしっかりとイメージを持っていれば、家づくりのセオリーから脱した選択も大いにアリです。
ウチの工務店では「テレビアンテナ付けない」なんて聞いたことありませんでした(田舎だからか)
もともと地上波の番組をほぼ見ていないので、なんの不便もありません。
「ソファを使わない生活」「テレビアンテナがない生活」も実際に生活してみて、やっぱりウチにはこのスタイルが合っていると実感しています。
自分たちの理想の生活をイメージできれば、必要なものや必要ないものを明確にすることができます。
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そもそも地上波のテレビなんて、長女が生まれてからの6年間ほぼ見ていません。(FireTVはめちゃちゃ見ています。)
なので、テレビアンテナの費用を節約することができ、さらにNHKの受信料を支払う必要もありません(地味ですが)。
非常識な案かもしれませんが、「地上波のテレビを見ない人」にとっては快適性は確実にあがります。
固定観念を捨てることで、家づくりの自由度はググっと広がりますが、それ以上に「自分たちの理想の生活」をしっかりとイメージすることが重要です。
いらないものを捨てる
いらないものを捨てることで、理想の家に一歩近づきます。
いらないものを捨てるって当たり前のことじゃない?
いらないものを捨てると良い家ができるってどういうこと?
という疑問は当然なのでゆっくり解説していきます。
モノが減る=収納が減る=居室が広がる
家のなかにあるモノが減れば、収納スペースが少なくて済み、居住スペースを広げることができます。
居住スペースが十分にある場合でも、延べ床面積を抑えることができるので、結果として予算が抑えられます。
もちろん収納スペースは必要な存在です。
ですが、「モノを保管しておくスペースのために住宅ローンを払っている」ことも間違いありません。
できれば、「収納のために払う毎月のローン」は少なくしたいところです。
「充実した収納スペース」というのは聞こえは良いですが、「その分居住スペースが狭くなっている(広くできる可能性がある)」ことは視点として持っておくべきです。
当然ですが、我が家も収納スペースは基本的に少なめです。
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また、「収納スペースがあれば散らからない」ということはありません。
人間には『空間があると埋めたくなる』心理があります。
つまり、収納スペースがあればあるほどモノが増えていきます。
モノが増えると、1つ1つに手が活き届かず、管理しきれないモノ・使わないモノが増えていきます。
結局、何がどこにあるか分からなくなり、すでに持っていて必要ないモノを買ってしまったりする負の連鎖…。
収納をできるだけ減らすことで、必要ないモノを持たなくなり、かえってスッキリとした暮らしを実現できます。
収納スペースが限られているからこそ、「新しいモノを買ったら何かを捨てる」を徹底できるようになります。
まとめ:家づくりを考えるときに捨てるべき3つのポイント!
家づくりを考えるときに捨てるべき3つのポイントは下記のとおりです。
- 見栄を捨てる
- 固定観念を捨てる
- いらないものを捨てる
なお、あくまでも「なるべく安く良い家を建てたい!」という方に向けてのポイントです。
「予算が余ってしょうがないぜ!」という方は、絢爛豪華な家を建ててください(嫉妬)
「限られた予算で、なるべく良い家を建てたい」というのは、多くの方が抱えている課題だと思います。
インスタなどのSNSを見るとどうしてもお洒落なデザインに目が惹かれてしまいますが、本質はそこではありません。
SNSなどを参考にしながら、「自分たちが本当に欲しいものは何なのか」を家族で話し合ってみましょう。
正直な話、収納スペースを充実させるととめちゃくちゃ安心感があります。
我が家は収納スペースを最低限にしたので、入居するまでは「ちゃんと服や家電が入りきるだろうか…」と心配していました。
もちろん、新居での生活にあたり、服・靴・食器・本などはかなり断捨離をしました。
そのおかげで、開放感のあるLDKを実現できています。
住宅会社は今までの経験や実績から素晴らしい間取りや提案をしてくれます。
ですが、それだけでは「理想の家」を建てることは不可能です。
自分たちの理想の暮らし方をしっかりイメージして、要望を伝えていきましょう。
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