新築を計画中なんだけど洗濯機も買い替えようかな?
新築のときに買うべき家電って何?
家事ラクな家にしたいんだけどどうしたらいい?
そんなあなたの参考になると嬉しいです。
2022年10月に念願のマイホームが完成し、新生活を満喫しています。
夫婦共働きということもあり、新築を建てるにあたって「家事ラクな動線にしたい」「家事の時短をしたい」というのは夫婦で共通認識していました。
ズボラ夫婦ですね…。
特に私(マル)は洗濯物を干す機会が多く、どうしてもその手間を減らすために「家を建てるなら、高いけどドラム式洗濯機がほしい!」と考えていました。
待望のドラム式洗濯機を使い始めて一週間が経過しましたが、もう以前の縦型洗濯機には戻れません。
今回は、「新築を建てるならドラム式洗濯機を採用するべき4つの理由!」というテーマでご紹介していきます。
高い買い物でしたが、QOLが爆上がりしました!
(関連記事)共働きのための「家事ラク」な家づくり!7つのポイントを紹介
ドラム式洗濯機を採用するべき4つの理由
実際にドラム式洗濯機を使ってみて分かった「新築を建てるならドラム式洗濯機を採用するべき4つの理由」は下記のとおりです。
- 洗濯物にかける時間が圧倒的に短縮される
- 水道代が安くなる
- タオルがフワフワになる
- スタイリッシュなのでTHE新築感が味わえるリスト
洗濯物にかける時間が圧倒的に短縮される
ドラム洗濯機を使い始めて、洗濯物にかける時間が圧倒的に短縮されました。
- 洗った後の洗濯物を洗濯機から出して干す(10分程度)
- 乾いた洗濯物を取り込む(10分程度)
たった20分じゃん!
と思うかもしれませんが、洗濯は毎日行う家事なので「1週間なら140分・1カ月なら600分」の時短になります。
1カ月で10時間の時短ができれば、家族の時間を増やすことも、自分の趣味の時間を増やすこともできます。
水道代が安くなる
縦型洗濯機は1kgの洗濯物に対し、目安として10Lの水量が必要です。
ドラム式洗濯機の場合は、1kgの洗濯物に対して8L前後の水量で洗うことができます。
最新のドラム式洗濯機は節水能力も高く、1kgあたり7L前後の水量で洗える機種もあります。
また、洗濯機能で言えば、縦型洗濯機と比較して消費電力も少なく、節電効果も高いです。
目安として、1カ月間毎日洗濯コースのみを行った場合の費用(水道料金+電気代)は、ドラム式洗濯機では649円、縦型洗濯機では868円となります。(参照:マイナビニュース)
1カ月間、洗濯+乾燥を行った場合の費用(水道料金+電気代)は、ドラム式洗濯機では911円、縦型洗濯機では2,823円となります。
乾燥機能がついた洗濯機を採用する場合は、ドラム式洗濯機一択と言っても言い過ぎではありません。
タオルがフワフワになる
ウチは今まで、「洗濯機で洗濯⇒衣類用の除湿器を使って室内干し」をしていました。
ちょっとタオルがゴワついてきた感じはありましたが、タオルの寿命かなと思って諦めていました。
ですが、ドラム式洗濯機の乾燥機能を使ってみて「これ本当に今まで使っていたタオルなん?」と思うほどフワフワの仕上がりになって驚愕しています。
毎日洗濯するのが楽しいです。(洗濯担当)
1年以上使っているタオルだったのでもはや寿命だと諦めていましたが、まだまだ第一線で活躍してくれるタオルでした。
真剣にタオルの買い替えも検討していたので、思わぬ誤算でした。
スタイリッシュなのでTHE新築感が味わえる
ドラム式洗濯機の魅力の1つに、デザイン性の高さも挙げられます。
今まで使っていた縦型の洗濯機と比較すると、圧倒的なTHE新築感を味わうことができます。
脱衣室ですが、ドラム式洗濯機があるだけでなぜかお洒落な空間に。
ドラム式洗濯機のメリット・デメリット
新築を建てるならドラム式洗濯機を採用するべき理由をご紹介しましたが、ドラム式洗濯機のメリットとデメリットを解説していきます。
ドラム式洗濯機はどうしても高額なので、デメリットを理解したうえで採用しないと後悔してしまうかもしれません。
ドラム式洗濯機の4つのメリット
すでに紹介した内容と被る部分もありますが、ドラム式洗濯機には4つのメリットがあります。
- 衣類が傷みにくい
- 水道代が安くなる
- 洗濯~乾燥まで1台で完了する
- 縦型洗濯機の乾燥機能よりも早い、安い
衣類が傷みにくい
ドラム式洗濯機は、縦型洗濯機と比較して衣類が傷みにくい構造になっています。
縦型洗濯機は、「もみ洗い」で衣類の汚れを落としています。
洗濯機のなかで、衣類同士をこすり合わせて汚れを落としているので、ドラム式洗濯機よりも衣類が傷みやすいです。
ドラム式洗濯機は、「たたき洗い」と「もみ洗い」の組み合わせで汚れを落としています。
衣類が傷みにくいだけではなく、衣類同士のからみも抑えられます。
水道代が安くなる
水道代の節約はすでに紹介したとおりです。
なお、少ない水で洗濯ができるので、洗剤の濃度を高くできるので皮脂汚れに強いというメリットもあります。
洗濯~乾燥まで1台で完了する
ドラム式乾燥機の多くは、乾燥機能がついています。
洗濯機と別に乾燥機を購入、設置する必要がないため手間や場所の確保を心配する必要がありません。
もちろん、洗濯後に「干す」という家事がなくなることも大きなメリットです。
家事の時短につながるだけでなく、「洗濯物を干すスペースを設ける必要がない」のもポイント。
バルコニーやサンルームを設けなくても、快適に洗濯物を乾かすことができます。
ぬれた洗濯物を持ってバルコニーまで移動する必要がなくなります。
縦型洗濯機の乾燥機能よりも早い、安い
縦型洗濯機にも乾燥機能がついた洗濯機がありますが、乾燥機能で言えば圧倒的にドラム式洗濯機の方が有利です。
6kgの衣類を洗濯~乾燥まで行う場合、縦型洗濯機なら約240分かかってしまいます。(参照:panasonic)
ドラム式洗濯機なら洗濯~乾燥まで約100分。半分以下の時間で洗濯から乾燥まで完了します。
また、縦型洗濯機の乾燥は「ヒーター乾燥」というドライヤーのように熱風で衣類を乾かす方法です。
一方、ドラム式の乾燥は「ヒートポンプ乾燥」という乾いた温風で除湿しながら乾かす方法。
「ヒーター乾燥」はドライヤーと同様に消費電力が大きく、それだけでなく高温により衣類を傷めてしまったり縮んでしまったりすることがあります。
乾燥機能を重視するなら、ドラム式洗濯機の方が優秀です。
ドラム式洗濯機の6つのデメリット
もはやドラム式洗濯機がない生活には戻れない私ですが、実際に使ってみて分かったドラム式洗濯機の6つのデメリットをご紹介します。
- 本体代が高い
- 本体が大きい
- 毎日の手入れが必要
- 子どもの事故が起きる可能性がある
- 乾燥後に放置するとシワになりやすい
- 壊れやすい
本体代が高い
ドラム式洗濯機は、縦型の洗濯機と比較すると本体代が高いです。
大手メーカーの標準クラスの洗濯機でも20万円程度は必要になります。
最新機種であれば30万円程度は覚悟しなければいけません。
家という大きな買い物をした後は金銭感覚がマヒしがちなので、本当に必要かどうか冷静に考えましょう。
ウチは家づくりを検討し始めた段階から「ドラム式乾燥機は必須!」という考え方でした。
最新機種では、スマホとの連携や後述する手入れの省略化など便利機能が満載です。
予算と性能・機能のバランスを考えながら、ドラム式洗濯機の採用を検討してみてください。
ちなみにウチが購入したドラム式洗濯機はpanasonicの「NA-LX125」です。
2021年11月発売(最新機種でない)の標準グレードですが、設置代金込みで18万円ほどでした。
かなり安くしてもらいましたが、それでも高額であることには変わりありません。
後悔は1ミリもありません。
本体が大きい
ドラム式洗濯機は、縦型洗濯機と比較して本体サイズが大きいです(特に奥行)。
また、洗濯物を出し入れするための扉を開閉することも考えたスペースが必要です。
特にファミリー向けのドラム式洗濯機は、賃貸アパートなどでは設置が不可能な場合もあります。
新築を検討している方で、ドラム式洗濯機を採用する可能性がある方は、あらかじめサイズや設置位置を確認しておきましょう。
搬入経路(廊下やドア)が狭くて洗濯機を入れれなかった…というのは叶いすぎます。
毎日の手入れが必要
ドラム式洗濯機は縦型洗濯機と比べて、毎日の手入れが必要です。
手入れが必要なのは「排気フィルター」と「糸くずフィルター」です。
「排気フィルター」は、乾燥機能を使用後にたまったほこりを取り除く必要があります。
排気フィルターの掃除をサボると、洗濯物が乾きにくくなったり、最悪の場合は故障の原因になってしまいます。
排気フィルターの掃除自体は30秒~1分程度で終わる簡単なものですが、掃除頻度が高いためズボラな人はお気を付けください。
ウチのドラム式洗濯機は、乾燥機能を使うたびに排気フィルターの掃除が必要です。
私もかなりズボラですが、意外と楽しく掃除できています(壊れたら金額的にも困る)
「糸くずフィルター」は洗濯後の汚れた水を排水する際に、糸くずや髪の毛をキャッチして排水管がつまらないようにしています。
糸くずフィルターは、毎日洗濯を行う場合、約1週間程度ごとに清掃を行う必要があります。
排気フィルターの清掃と同様パパっと終わりますが、面倒くさく感じてしまう人もいるかもしれません。
「定期的な清掃の面倒くささ」よりも、「毎日の洗濯の時短」にメリットを感じていますが、人を選ぶ部分になると思います。
子どもの事故が起きる可能性がある
最近はあまり聞かなくなりましたが、「ドラム式洗濯機の中に子どもが入って閉じ込められてしまう」などの事故が発生していました。
ドラム式洗濯機は、子どもの身長でも中をのぞき込んだり、自力でドラムの中に入ることができます。
そのため、子どもが興味本位でドラム内に入ってしまい、扉を開けられなくなるなどの事故が起こる可能性があります。
現在販売されているドラム式洗濯機の多くは「チャイルドロック機能」がついているほか、ドラムの内側から扉を開けられる構造になっています。
メーカーも事故が発生しないように工夫をしています。
子どもにも「ふざけて入ったりしたらダメ」と教えています。
ドラム式洗濯機を採用するときの注意事項3点
ドラム式洗濯機を採用しようかな~
と考えている方に向けて、ドラム式洗濯機を採用するときの注意事項を3つ紹介します。
- 設置場所だけでなく搬入経路にも注意
- 扉の開く方向に注意
- メンテナンスが大事
設置場所だけでなく搬入経路にも注意
ドラム式洗濯機は、縦型洗濯機と比較して幅と奥行きが大きいです。
そのため、設置場所だけではなく、搬入経路を確認しておかないと「柱につかえて脱衣室まで持って行けない!」ということにもなりかねません。
ウチも心配で何度も脱衣所の入り口の幅を確認しました。
扉の開く方向に注意
ドラム式洗濯機は、扉が開く向き(右・左)があります。
見分け方としては、型番の末尾がRだったら右開き、Lだったら左開きです。
扉の開く方向を間違えて購入してしまうと、使いづらくなってしまうので要注意です。
設置する位置や洗濯の動線をしっかりイメージしておきましょう。
メンテナンスが大事
ドラム式洗濯機は(特に乾燥機能を使う場合)小まめなメンテナンス(掃除)が必要となります。
メンテナンスをサボると故障の原因になり、修理代が発生したり、最悪の場合は買い直しとなることがあります。
ドラム式洗濯機は20万円を超える大きな買い物なので、なるべく長く使えるようメンテナンスは忘れず行いましょう。
基本的には、歯ブラシなどで十分な掃除ができます。
私は別売りの「お掃除ブラシ」を購入して、歯ブラシでは掃除しにくい部分を週に1回掃除しています。
ズボラなんですが、嘘大げさ抜きに、ドラム式洗濯機の掃除が楽しいです。
かさ上げ台の使用をおすすめします
ウチは、ドラム式洗濯機の下に「かさ上げ台」を設置しています。
かさ上げ台を設置するメリットは大きく3つあります。
- 洗濯物の出し入れがしやすくなる
- 洗濯機の下の掃除がしやすい
- 子どもの事故が起こりにくくなる
洗濯物の出し入れがしやすくなる
ドラム式洗濯機の取り出し口はやや低い位置にあるため、かさ上げを行うことで洗濯物が取り出しやすくなります。
調整できる高さは商品によって差がありますが、5cm以上のかさ上げが行える商品が多いです。
なかには、20cm以上のかさ上げができる商品もあります。
20cmも高さを上げられれば、洗濯物の取り出しがかなり楽になるはず。
洗濯機の下の掃除がしやすい
洗濯機の周りは衣類の糸くずやホコリがたまりやすく、汚れてしまいがち。
洗濯機の下にスペースがあれば、クイックルワイパーなどでササっと掃除することが可能です。
高さによっては、お掃除ロボットが入り込むスペースを確保することもできます。
ウチもお掃除ロボットが入る高さのかさ上げ台を選びました。
子どもの事故が起こりにくくなる
ドラム式洗濯機の扉の位置が高くなれば、子どもが内部に入ってしまう事故を防ぎやすくなります。
もちろん、かさ上げするだけで事故をゼロにすることはできませんが、チャイルドロックなどの予防策と掛け合わせることで、事故の可能性を低くすることは可能です。
日ごろから、「洗濯機に入ったらダメだよ!」と言い聞かせることも大事です。
ガス乾燥機「乾太くん」との比較
近年、ガス乾燥機の「乾太くん」を採用する方も増えています。
クチコミやレビューの評価も高く、乾太くんの採用も選択肢の1つとしてありだと思います。
注意点として、
- 洗濯機から乾太くんに洗濯物を移す必要がある
- 今後、ガス台の単価が上がっていく可能性が高い
- 洗濯機の上に設置するのはやめたほうがいいかも(取り出しにくい)
上記の3点は最低限理解しておきましょう。
乾太くんも、ドラム式洗濯機同様に初期費用が高いです(本体代+工事代で15~20万円)。
ですが、ドラム式洗濯機のように毎日メンテナンスをする必要がありません。
メンテナンスが少ない乾太くんを取るか、洗濯~乾燥まで手がかからないドラム式を取るか…
ガスで乾かす乾太くんは、ドラム式洗濯機よりも「乾燥」という面で優れており、ドラム式洗濯機の50~60%程度の時間で乾燥が完了します。
ただし、ガス料金については地域によって差があるほか、特にプロパンガスは高額となる場合があるので気を付けてください。
乾太くんのガス料金のめやす(5キロの衣類乾燥1回あたり)
- 都市ガス:約40円
- プロパンガス:約60円
ドラム式洗濯機なら、洗濯~乾燥までで約30円。ランニングコストとしてはドラム式洗濯機の方が安いです。
乾太くんは構造がシンプルなので、壊れにくい&修理しやすいと言われています。
買ってよかったドラム式洗濯機
新居に住み始めたと同時にドラム式洗濯機を使用し始めましたが、QOLが爆上がりで前の生活には戻れません。
洗濯から乾燥まで自動でやってくれるのは本当に楽です。
「家事ラク」な家にしたい方は、ぜひドラム式洗濯機の採用も検討してみてください。
高価な家電ですが、生活がガラッと変わります。
もちろん乾太くんもアリです。
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