リビング階段を採用しようか迷ってるんだけど…
リビング階段のデメリットが気になる…
リビング階段を採用するときの注意点を知りたい!
というあなたの参考になると嬉しいです!
建築中の我が家でも、まさにリビング階段を採用する予定です。
ウチの工務店でも、4割くらいの方がリビング階段を採用されています。
リビング階段は、見た目がおしゃれなだけではなくたくさんのメリットがあり、最近人気の間取りです。
その一方でデメリットもあるので、きちんと把握して対策を考えておかないと後悔してしまうかもしれません。
リビング階段って何?
リビング階段は、リビング内に階段がある間取りのことです。
2階に行くためにはリビングを通る必要があるので、必然的に家族が顔を合わせる時間が増えます。
特に子どもがいる方にオススメの間取りです。
上記の写真のように、リビング内に大きく階段を設置するイメージですが、リビングから直接階段をのぼる間取りもリビング階段になります。
リビング階段はお洒落&メリットがある反面デメリットもあり、賛否両論がある間取りです。
ご利用は計画的に!
リビング階段のメリット
リビング階段を採用されている方が増えているのも、リビング階段にはメリットがたくさんあるからです。
見た目だけじゃなく、実用的なメリットもたくさんあります。
リビングが広く見える
リビング階段にすることで、1階と2階の空間につながりが生まれ、リビングが広く見えます。
リビング内に階段があることで、空間に縦の広がりを感じることができます。
また、リビング階段は吹き抜けとの相性が良く、開放的なリビングの演出に大きな効果があります。
吹き抜け&リビング階段のコンビネーションは圧巻の一言!
家族とのコミュニケーションが増える
リビング階段を採用すると、2階の部屋に行くためには必ずリビングを通る必要があります。
必然的に家族と顔を合わせる機会が増え、ちょっとした会話が生まれたり、小さな変化に気付けるきっかけになります。
学校などから帰宅して、顔も合わせず自室にこもる…ということが少なくなります!
階段下を活用できる
リビング階段の場合、階段下がリビングのスペースになるので、階段下の活用方法の選択肢が増えます。
収納スペース以外にもテレビ(テレビボード)を設置したり、ソファを置くこともできます。
最近では、階段下スペースをお掃除ロボットの設置場所(ルンバ基地)にしている方も多いです。
階段下スペースと言えばトイレや収納になることが多いですが、リビング階段の場合は階段下がリビングスペースになるので、様々な活用ができることもリビング階段のメリットです。
廊下が必要ないので、コンパクトな間取りになる
リビング階段を採用しない場合、玄関からつながる廊下やホールに階段を設けることになります。
予算の関係などで坪数を抑えたい場合は、なるべく廊下やホールの面積は少なくしたいところ。
リビング階段にした場合でも階段分の面積は必要ですが、階段下をリビングスペースに活用できるのでコンパクトな間取りにすることができます。
ウチは元々、「廊下は無駄なのでなるべく作りたくない!」という考えだったのでリビング階段は必然だったのかもしれません苦笑
階段に開放感や明るさがある
廊下からつながる階段はちょっと暗かったり圧迫感があったりする場合が多いです。
間取り次第ではありますが、リビング階段にすればリビングとのつながりもあるので開放的な階段になります。
ウチの実家の階段もかなり暗かったので、小学生の頃は夜トイレに行くのが怖かったりしました苦笑
「そう言えば、実家の階段って暗かったな~。」と感じる方もいるかと思います。
もちろん、照明を工夫して明るい階段にすることは難しくはありませんが、圧迫感を減らすことはなかなか工夫が必要です。
階段の幅を広げれば圧迫感は改善されますが、「階段にスペースをとったからリビングが狭い…」となってしまっては、さっかく家を建てても満足感はダダ下がりです…。
リビング階段であれば、リビングとの空間のつながりがあるので、階段の幅が同じであっても圧迫感を軽減することができます。
リビング階段のデメリット
上記のようにリビング階段にはたくさんのメリットがありますが、同様にデメリットも存在します。
リビング階段は、間取りのなかでも賛否両論がある部分になるので、デメリットもしっかりと認識しておきましょう。
家を建ててから後悔しないようにご注意を!
対策できる部分もあれば、対策しづらい部分もあるのでしっかり考えておきましょう。
冷暖房が効きづらい
リビング階段を採用した場合、リビングの冷暖房が効きづらくなってしまいます。
どうしても階段から空気が入り込んでくるので、特に「暖かい空気は上にいってしまう」ので暖房が効きづらく、冬に寒気を感じてしまう場合があります。
対策方法としては、階段部分にロールカーテンを設置する方法がありますが、オープン階段の場合はこの方法では解決できません。
王道の対策としては、家全体の気密性能や断熱性能を上げ、外気の影響を受け辛くすることです。
一条工務店など高性能な家づくりを行っている住宅メーカーなら問題ありませんが、ローコスト住宅の場合は気密や断熱の性能が低いことがあり、リビング階段の採用には注意が必要です。
せっかく新築を建てたのにリビングがめちゃくちゃ寒い…なんて笑えません。
リビング階段+大開口の窓の場合は特に対策が必要です!
音や匂いが伝わりやすい
リビング階段にすると、リビングでの会話やキッチンで調理するときの匂いが2階に伝わりやすくなります。
子どもが2階で勉強しているときに、1階のリビングでの笑い声やテレビの音が気になることもあるかもしれません。(優秀なお子さんですね…。)
個人的には、どうしても気になるなら耳栓(100均にもある)を使ったり、イヤホンを使えば解決するじゃんと考えています。
匂いについては、最近のレンジフードの換気性能があれば気になることは少ないと思います。
匂いや音に敏感な人は、リビング階段を控えた方がいいかもしれません。
ウチのようなズボラ家族にはあまり縁がない悩みでもあります苦笑
来客(子どもの友達)に気をつかう場合がある
リビング階段を採用した場合、子どもの友達が遊びに来た時に必然的にリビングを通過して子ども部屋に入ることになります。
休日にリビングでゆっくりしているときに、子どもの友達が来るのはなかなか落ち着かない部分があります。
リビングが散らかっているのを見られるのもちょっと困るかもしれません。
ウチはリビングにロールカーテンを設置してプライバシーを確保する予定です。
ダイニングは丸見えになってしまいますが…
リビングは住んでいる人がゆっくりと過ごすための場所なので、リビング階段を採用する場合は何らかの対策を行いましょう。
友達を招く場合はあらかじめ相談するようルールを決めたりしておくといいですね。
2階や階段からのホコリが落ちてくる
これはすべてのリビング階段に該当するわけではありませんが、スケルトン階段を採用した場合、2階や階段のホコリが1階に落ちてきます。
お洒落なスケルトン階段は、リビング階段の中でも人気の階段でもありますが、段と段の間の板がないのでホコリが1階に落ちてきてしまいます。
そのため、スケルトン階段の真下にダイニングテーブルなどを持ってくることは避けましょう。
スケルトン階段の場合はなるべく階段からダイニングテーブルを離しましょう。
ウチも階段の真下からはダイニングテーブルを離しています。
逆に言うと階段にホコリがたまりにくいので、1階でルンバなどを使う方はモリモリ掃除してくれるはず…笑
SNSで見つけたお洒落なリビング階段を紹介
まとめ:リビング階段ってどうなの?
リビング階段は、近年人気の間取りになっています。
ですが、リビング階段には一長一短があるため、よく考えて採用しなければ新築を建てたあとに後悔してしまうかもしれません。
メリットもたくさんありますが、デメリットを理解して対策や改善をしておくことで後悔のない家づくりをすることができます。
リビングの解放感や家族とのコミュニケーションなど、子育て世代におすすめの間取りです!
冷暖房の効きにくさなどのデメリットがあるので、対策を検討することをお忘れなく!
コメント